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当院で得意とする専門分野をご紹介します。
患者様により専門的で高度な医療を受けて頂くために、当院の医師内のミーティングは元より必要に応じて県内外の大学病院や医療機関の医師にもネットワークを拡げて、手術、検査、診断、読影や相談なども惜しまず手を尽くしています。

消化管内視鏡検査

内視鏡検査とは、先端にレンズを内蔵した太さ1cm程の細長い管を口あるいは肛門より挿入し、食道、胃、十二指腸や大腸の内部を観察し、時には治療を行うものです。ポリープをとったり、出血を止めることも出来ます。胃がんや大腸がんの早期発見にも繋がり、健診にも有効で、当院では専門医が中心になって行っています。

緊急性がある時以外通常は検査日の予約が必要です。担当医とご相談の上,検査日をお決めください。
また、検査当日は内視鏡検査の種類によって異なった前処置(絶食や洗腸など)が必要ですので、
お間違えのないように指示をご確認ください。お気軽にご相談下さい。

腹腔鏡手術

腹腔鏡手術とは、腹部に5~10mm程度の小さな穴を数箇所開けて、そこから腹腔鏡や専門の手術器具を挿入し、モニターに映し出される腹部内の画像を見ながら手術をする方法です。
当院では現在のように普及する以前よりいち早く立ち上げ数多くの優秀な医師の執刀医の下行っています。
開腹手術に比べ、胆のう・胃・大腸の疾患に対し身体への負担が少なく、美容面だけでなく疼痛が少なく早期社会復帰が期待できます。

ソケイ(鼠径)ヘルニアと虫垂炎の手術について

開設当初から永きにわたり当院が力を注いでいる分野の一つです。初代院長 故磯田義明に「盲腸を切ってもらった」という話を今でもよく聞きます。4、50年くらい前の話ではありますが、その間に診断方法も治療方法も手術技術も進化しました。
昔も今も、ヘルニアも虫垂炎も珍しい病気ではなく外科医はよく遭遇する病気です。特にヘルニアは、加齢によるばかりか、生活習慣の変化や肥満などにより年々増加傾向にあります。

ただ、ちょっとお腹が痛むだけだとか、ちょっと気になるだけだと受診を怠った為に、悪化して大変厄介な治療になることがあるのです。我慢しないで早目に受診されることが肝要です。何故なら最近ではこのよくあるヘルニアや虫垂炎は、腹腔鏡下による手術が可能になり、元の生活への復帰も早くなりました。
当院では、重症とされる疾病だけでなく、ヘルニアや虫垂炎のような一見軽んじられるような疾病も見逃すことなくスポット当てて、早目に治療することで、患者様のより快適な健康生活を支援していきます。

そけい(鼠径)ヘルニア(=脱腸)とはヘルニア専門ページへ

《どんな病気》

ソケイヘルニアとは足の付け根である鼠径部にできるヘルニアのことで鼠径ヘルニア、鼡径ヘルニアと表記されることもあります。ヘルニアと聞くと腰のヘルニアを想像するかもしれませんが、ここで言うヘルニアとは、【脱腸】のことです。そけい部とは、足の付け根の部分を言います。

《症状》

立ったりせき込んだりまた重いものを持ち上げた時に、ソケイ部に柔らかいこぶ状のはれが出来たり、不快感や痛みを感じたりします。通常、指で押さえると引っ込みますが、このはれが硬くなったり、指で押さえても引っ込まなくなることがあり、更にはお腹が痛くなったり吐き気を伴うこともあります。このような症状がある時にはヘルニアの【嵌頓】かんとんの場合があります。嵌頓下状態を放っておくと腸閉塞や腸管壊死を来し、命にかかわることもあります。

日本では毎年50万人くらいヘルニアで悩む方がいると言われています。手術は年間約15万人に行われています。我慢したりとか、恥ずかしいからとか、受診を渋っている潜在的な方も多いと推定されています。
以上の内容に該当する方がおられましたら、是非一度ご相談下さい。

《治療法》

治療方法は、主に手術です。根治治療は手術しかないとも言えますが、手術時間も短く、術後も早く元の生活に戻れますので、とにかく早目に受診されることをお勧めします。

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虫垂炎とは

《どんな病気》

虫垂は長さ6~8cmで盲腸(右下腹部の小腸から大腸につながった下の部分)の先にぶら下がるような形で存在します。
虫垂炎はむしろ「盲腸」とか「盲腸炎」とかいう呼び方で知られています。これは昔、発見や治療が遅れ、炎症が盲腸まで拡大してしまった状態で見つかることが多かった為と言われています。
急な腹痛で病院へ行って、外科的な治療を必要とするものの中でも、最も頻度の高い病気です。15人に1人が一生に一度罹る病気と言われるほどです。
虫垂炎を治療しないで放置しておくと、多くの場合虫垂は、破裂し腹膜炎をおこし、命取りになることもありますので、自己判断で我慢せずに早目の受診が肝心です。

《症状》

腹痛、食欲不振、発熱、吐き気、嘔吐などの症状があります。
初期症状としては、お腹全体やみぞおち部分、或いは背中・腰部分の痛みを訴える人もあります。しかし、時間の経過とともに次第に右下腹部辺りに痛みが集中することが知られています。吐き気や発熱を伴うのが一般的ですが、必ず同じ症状ということではないので、外科医での受診が大切です。

《原因と予防》

虫垂炎の原因はまだはっきりとした説はありませんが、糞便や異物、リンパ組織の過形成、まれには腫瘍などで虫垂の入り口がふさがったり、狭くなることがきっかけになるのではないかと言われています。これにより、虫垂の内圧が上昇して血行が悪くなり、そこに細菌が侵入して感染を起こし、急性の炎症がおこると考えられています。またストレスや生活習慣の乱れなども原因の一つとして上げられます。

《治療法》

虫垂炎は進行の程度によって、下記のように分類され治療の緊急性も異なります。

  1. カタル性虫垂炎
    初期段階で軽度の炎症が見られます。手術による治療を行うこともありますが、医師の観察の下、抗生物質による薬物治療も可能です。
  2. 蜂窩式炎性(ほうかしきえんせい)虫垂炎
    カタル性虫垂炎よりも進行した状態で、虫垂内部に膿たたまる、虫垂表面に膿があるなどの症状がみられます。手術による虫垂の切除が必要となります。
  3. 壊疽性(えそせい)虫垂炎
    虫垂組織の壊死により虫垂の壁が腐り、破裂した状態です。腹膜炎を併発する可能性がるため、早急に手術の必要があります。
  4. 汎発性腹膜炎(はんぱつせいふくまくえん)
    虫垂の壁が破壊されたことによって、膿が下腹部まで広がり、腹部全体に炎症が起こった状態です。最悪の場合は手遅れとなり命に関わることもあります。

虫垂炎は適切な治療さえすれば予後の良い病気ですが、殆どの場合、自然治癒は期待できません。一見治ったようでも癒着や、再発の可能性も高くなり、それだけ重症化します。早い段階での受診と治療に勝るものはありません。

整形外科手術

整形外科分野において大腿骨頚部骨折には特に実績があります。岡山大学整形外科からのみならず、県立リハビリテーションセンターの黒瀬靖郎医師執刀による症例実績が多数あります。
術後のリハビリテーションついても入院中は元より退院後も切れ目ないサービスの提供に努めておりますので、安心して頂けます。なんでもご相談下さい。

ペインクリニック

麻酔科医の岡田桂子医師が担当します。

ペインクリニックには、腰痛・肩こり・ぎっくり腰などさまざまな痛みの方が来院されます。
代表的な疾患は腰椎椎間板ヘルニア・腰部脊柱菅狭窄症・脊椎分離すべり症・坐骨神経痛・肩こり・五十肩などで、すでに診断されている方もいます。

はじめての方は、腰下肢の問診票か頸肩腕の問診票を書いていただき、診断と平行して、あなたに合った治療を開始していきます。当院ではこれをペインクリニシャン・整形外科医はもちろん外科・内科医が協力しておこないます。また理学療法士と共に温熱療法・牽引治療なども併用するとさらに効果的です。

〈治 療〉

  • 硬膜外ブロック
  • 坐骨神経ブロック
  • 肩甲上神経ブロック
  • トリガーポイントブロック

専門の医師がおこないますので、単に痛み止めをうつだけでなく、痛みによって二次的におこっている神経の異常興奮を抑え、血行を促進し、代謝を改善させる作用があり、治療効果が高いとされています。

理学療法(温熱療法や低周波治療)・リハビリも併用するとさらに効果的です。

〈例:腰椎椎間板ヘルニア〉

重い荷物を持ったとたんお尻から足にかけて痛みが走ったとか、前から腰痛はあったが、落ちたものを拾おうとしただけで足がしびれるようになったなどはヘルニアに特徴的な坐骨神経痛や神経根症状です。
これらの多くは手術以外の治療で治りますので、坐骨神経ブロックや硬膜外ブロックおよび消炎鎮痛薬・コルセットなどで治療し、あわせてリハビリをおこなっていきます。ただし、中には手術が必要なものもありますので、自己判断せず、ご相談下さい。

〈例:肩こり〉

いわゆる肩こりですが、慢性的になると痛みが筋肉を収縮し血行が悪くなり、神経が過敏になってしまったものは湿布やマッサージではなかなか治りません。ストレスや生活習慣などの原因を取り除けばいいのですが、頑固な肩こりはきちんと治療して一度リセットしてあげなくてはいけません。薬物療法または漢方やトリガーポイントブロックをおこないます。温熱療法も有効です。

(1) 肩の上げ下げ

30回
(2) 頚のストレッチ

息を止めずに
左右10回
(3) 肩のストレッチ

肘だけ回らないように
ぐっと胸を開く 10回

漢方外来

幅広い疾患に対する漢方治療に取り組んでいます。希望される患者様に、保険診療の範囲での漢方薬のオーダーメイド処方を行っています。
状態に合わせて西洋薬との併用も行います。また、病状によって針治療を併用することもあります。
(頭針(YNSA)、耳鍼、体針(薫氏奇欠))
平岡尚子医師が担当します。 漢方外来をご希望の方は、事前に問診表に記入して受診して頂きます。
漢方問診票(PDF)

肛門疾患

赤ちゃんの時分には肛門疾患は稀ですが、年齢と共に増えてきます。
毎日食べたり飲んだりしたものが出て行く所ですし、立ち上がった時には重力の、座っている時には椅子等外力の影響を受けやすい所です。
直腸という大腸の末端部と外界とを結ぶ筒状の部分で意外に短く、普通数㎝の長さです。
解剖学的には肛門クッションと呼ばれる弾力性のある血管性組織があります(痔などの原因)。また、発生学的には神経の分布が異なった領域同士の合流点でもあり、痛みに敏感な部分とそうでない部分とが合わさっています。
代表的な症状として痛みや血便が挙げられますが、視診、触診、肛門指診、肛門鏡診、時には内視鏡等を用いて診断します。

大便やおしり周りで気になることがありましたら、お気軽にご相談下さい。
外科専門医の谷口医師が担当します。

甲状腺疾患

意外に頻度の高い疾患です。自分では気づきにくい疾患ですが、血液検査或いはエコー検査などで比較的容易に診断がつきます。定期検査などで見つかることもよくあります。
甲状腺は首の前部、のどぼとけのすぐ下にあり、重さが16〜20g、大きさが縦4.5cm、横4cmの臓器です。 正面から見ると蝶の形に似ています。
甲状腺ホルモン(T3、T4)という体に必要不可欠なホルモンをつくっています。このホルモンは脳下垂体の甲状腺刺激ホルモン(TSH)によって調節されています。甲状腺ホルモンはさまざまな作用を持っていますが、簡単に言えば全身の代謝を高めるホルモンで、過剰になると脈が速くなり、体温も上昇し、汗をかくようになります。反対にホルモンが不足すると、脈が遅くなり、体温は低下し、活気がなくなってしまいます。

のどの辺りに腫れなど気になることがありましたら、お気軽にご相談下さい。
神戸の隈病院や専門医の下で研修を重ねた外科専門医の谷口医師が担当します