目次

リンパ節炎

鼠径部にもともとあるリンパ節が炎症により腫れる疾患です。その原因は怪我から水虫や性感染症など様々です。

下肢静脈瘤

下肢静脈瘤とは下肢にできる静脈のコブのことで、ふくらはぎから膝裏にもできることがあります。長時間の立ち仕事や妊娠を契機に発症することがあると言われています。

〈〈男性〉〉

陰嚢水腫・精索水腫

胎児のころに腹膜が鞘状に飛び出したもの(腹膜鞘状突起)が残りそこに腸などがはまればいわゆる小児のそけいヘルニアです。その鞘状突起に水(腹水)が貯まると水腫となります。陰嚢に貯まれば陰嚢水腫、鼠径部に貯まると精索水腫と言います。そけいヘルニアを合併することもあり手術を必要となることが多いです。

〈〈女性〉〉

子宮内膜症

鼠径部に痛みを伴うことで分かることが多い疾患です。子宮内膜症とは卵巣にできるチョコレートのう胞や子宮にできるものが有名ですが、足の付け根にも発症することがあります。医者の間でも認知度が低い疾患ですが、妊娠可能年齢の女性にはけっこう多く存在するとも言われています。手術をして初めて診断がつくこともあります。

ヌック(Nuck)管水腫

子宮を支える靭帯に沿ってできる水腫で、鼠径ヘルニア(脱腸)も合併することが多く手術が提案されることもしばしばあります。男性の精索水腫とよく似た疾患です。

子宮円索静脈瘤

妊娠中に初めて発症した「しこり」や「ふくらみ」は、鼠径ヘルニアだけとは限りません。そけいヘルニアとは症状もよく似ていますが、治療方法異なり、正しく診断する必要があります。子宮内膜症と同じく医者の間では認知度が低く、専門の医師の診察が推奨されます。超音波検査で用意に診断することができます。
子宮円索静脈瘤は、出産後、自然に軽快することが多く、経過観察となることが多いです。しかし鼠径ヘルニアの合併や血栓性静脈炎の発生で手術が必要となることもあります。

その他のヘルニアの仲間

臍ヘルニア

ヘソ部にできるヘルニアでいわゆる『でべそ』のことです。やはり嵌頓することもあり、手術をお勧めする場合があります。

閉鎖孔ヘルニア

鼠径部よりも背側の骨盤にある閉鎖孔というところのヘルニアで、大腿や股関節の痛みで発覚することがあります。比較的珍しい疾患ですが、嵌頓で発見されることが多く、慣れた医師でないと見落とされることもあり、注意が必要な疾患です。痩せた高齢女性に多いとされています。

食道裂肛ヘルニア

比較的多い疾患で、胃酸の逆流による胸焼けなどが特徴です。胃薬の開発により、ほとんどの方は症状を抑えることができます。場合により手術が必要となることもあります。

他にも横隔膜ヘルニア、内ヘルニアなどあります。