2017/03/13 更新   コラムのトピックス

秋の七草をご存知でしょうか? ハギススキ(尾花)、クズ撫子ナデシコ女郎花オミナエシ藤袴フジバカマ桔梗キキョウ

女郎花は根の部分が薬になります。使われることは少ないですが、吉草根といって鎮痛剤として
  精神安定、ヒステリーなどに効果があるといわれています。

葛は、漢方薬で最も有名な薬、”葛根湯”の構成生薬です。これも根の部分、外側の皮をむいて
 水にさらしてサイコロ状に切って乾燥させたものを使います。落語でも有名なように、解熱、発汗
 肩こり、いろいろ作用をもっています。

桔梗も根の部分が薬になります。咳をしずめ、喉をうるおす作用があります。
 絶滅危惧種にも指定されている藤袴は、奈良時代に薬草として輸入された外来種ですが
 乾燥して入浴剤にしたり、利尿作用(オシッコがよくでる)もあります。

撫子は、根に咳を鎮める作用のあるもの、種にお乳が良く出る作用をもとものがあります。
 眼に美しいだけではなく、しっかり主張をもつ草花です。現代の女子のようですね。