2017/03/27 更新   コラムのトピックス

現在の日本人の寿命の尽き方は、約三分の一が脳卒中により、また約三分の一が心臓病のため、また約三分の一が癌によるものです。脳卒中も心臓病も大多数が血管の動脈硬化が原因ですから、併せて三分の二は血管の動脈硬化の果てに寿命を終えることになります。

これらの病気の進行には非常な個人差がありますが、高血圧とか喫煙とか高コレステロール血症とか高血糖などが促進因子として働くことと、また次のような対策が有効であることが分かっています。

日本は少子高齢化社会に伴って、少ない人数で多くの高齢者を養わねばならなくなって来ましたし、また医療費抑制政策が強力に打ち出されている一方で、高齢者の病気がどんどん増加する上に高度の医療が普遍化し、政府はこのままでは医療負担がまかなえなくなると非常な危機感をもっているようです。

従ってこれからは少々高齢であろうとも働いておらねば肩身が狭くなりますし、医療費も自己負担割合がもっと増えることは間違いありません。ですからこれからは高齢者の健康が重要視され、自己管理の責任がますます問われるようになるでしょう。